はればれ

旅行記・雑記を徒然と・・・。

【舞台観劇】KAJALLA 第四回公演 怪獣たちの宴 in 横浜芸術劇場

今回は、舞台観劇の感想。

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私、10年以上ゆるゆるとラーメンズの舞台を見続けてるファンなのですが、というか、小林賢太郎さんのファンなのですが、なんだかもう小林さんの舞台を観るのは特別なことではなく、ライフワークの中に組み込まれているという感覚なので、新鮮味とか最早ないのです。しかし、新作が下ろされれば観にいくことにしております。

 

今回は、最近定期的に開催されるコント集団「カジャラ」の第四回目。

 

小林さん以外のメンバーはその都度収集されるのですが、「常連メンバー」+「初めましてメンバー」で構成されており、人数もだいたい5~6人ほどで、ひたすらコントの新作をやるという舞台。

 

今回のメンバーは

なだぎ武(初)

竹井亮介(常連)

小林健一(2回目)

加藤啓(初)

辻本耕志(常連)

小林賢太郎

という6人でした。

 

コントの細かい内容については、ツアーが始まったばかりなので、伏せておきます。

ここからは、私が観た各メンバーの感想をおおまかに書いていこうと思います。(若干ネタバレしてます。)

 

 

 

 

今回は、席が3階席ということで、コントの内容によっては、観にくいところも正直ありました。(私の視力がもう少しあればなぁ。)そこはまぁ想像力で補填すれば十分おもしろかったです。

公演自体も始まったばかりなので、「ここきっとアドリブで遊ぶところなんだろうなぁ」というところも小林さんも皆さんも遊びは若干控えめなように見受けられました。

 

初出演の加藤啓さん。

この人は、とても不思議な役者さん。今回特に、セリフが多いわけでもないコントでもなぜか存在感がある。むしろしゃべらないほうが存在感あるのではないかと思ってしまう。なんででしょうか。顔が印象的だからなのか、ちょっとわからないですけど。とにかく未知数な雰囲気。まだまだこれから、どう変化していくのか楽しみです。

 

 

同じく初出演のなだぎ武さん。

 うーん。うまく言えないけど、ちょっと彼だけ違和感がある場面がありました。

なんだろう。それが彼の個性なのかなぁ?

私は正直テレビでも彼のネタあんまり観たことないので、よくわからないのだけど、

小林賢太郎作品って一種のアルゴリズムのように、特に計算されつくした動きとか表現を求める場面があるので、それと違う方向にいくような感じがあったり。

具体的にどこがどうだったかというと、うまく説明できないのだけれど・・・。

私の気のせいだったらいいんですけどね。

もちろん、往年の有名な”あれ”をオマージュしたコントも登場します。そこはさすがに大盛り上がりでした。でもきっと今の若い子たちは知らないんでしょうね。

  

 

今回2回目の小林健一さん。

前回のKAJALLAで初登場しましたが、なんと、前回公演で毎回違うアドリブを繰り出すという荒業をこなしたそうで、そこが買われたのか(?)今回も引き続き登場。しかも、更に彼の独壇場といっていいコーナーまであり、だいぶ尺も長くとってありました。

あれは、いろいろな意味で小林作品の中では画期的なコーナーの誕生ではないでしょうか?ある意味一番印象に残っております。

彼はどちらかというと力業で笑いを取るタイプの役者さんに見受けられます。(単に小林さんの演出がそういうものなのかもしれないですが。)そういう意味では、彼の力業を存分に味わえるあのコーナーは必見でした。このツアーの中でどういう変化をしていくのか楽しみです。

 

 

 

常連メンバー竹井亮介さん。

この人は、ちょっと困った状況に陥るような役をやらせると絶品ですね。三谷作品における小林隆さんのようなイメージがあります。最近テレビでもちょいちょい見かけるようになってきました。すごい派手さがない分、突然キレだしたりすると迫力があります。それがまた笑いにつながるという、居そうで居ないキャラクター。小林作品の”だし”とでもいうべき重要なファクターです。そして相変わらずの安定感。観ていて安心する。

 

そしてもう一人常連の辻本耕志さん。

ここ数年、ラーメンズ相方の片桐さんよりも信頼を得ているのでは?と思うほど、コントの中でいろんな役回りをしており、正直、観ていてすごく頼もしいとともに、「あぁ、小林さんこの役も辻本さんにやらせちゃったのかぁ・・・」と以前は片桐さんがやっていたであろう役を、彼が果敢に挑戦する姿を観て、少し寂しくなったり。

小林さんの数ある舞台作品の中でも断トツの人気を誇る「TAKEOFF」で、本来出演するはずだった某俳優さんが突然降板するというアクシデントから、急遽レギュラーに大抜擢されて活躍して以来、ずっと一緒にやってきた彼だからこそ、私たちも成長する姿も観てきたわけで。

なんというか、彼が活躍していろんなことをこなせばこなすほど、ラーメンズ復活が遠のいていく気がしてしまうのは、私だけだろうか。

誤解してほしくないのは、辻本さんという方を私は嫌いではないし、むしろ彼が小林賢太郎作品に欠かせない、とても才能のある方だと思っている。小林さんが彼を何度も起用する理由もわかる。

 

でも、もう何年もラーメンズとしての活動を目の当たりにしてない中、ラーメンズをバリバリ演っていたころは片桐さんの席だったはずの役を他の人が演じているのを観るのはとても複雑な気持ちです。

 

ラーメンズいつやるんだろうなぁ。

というか、もうやらないのかもなぁ。

 

などと考えてしまいました。

 

 

 

とにかくツアー自体は始まったばかりなので、今回のツアーもケガなく終わることを祈っています。私も後半戦また観にいく予定です。